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医療病棟で介護士をしています。おむつ交換やお風呂のお手伝い、食事介助、看護師さんのサポートなどが私の仕事です。介護士は部屋に入る回数が多く、患者様と顔を合わせる機会が一番多いので、ちょっとした顔色の違いなどを注意して見るようにしています。少しでも変わったところがあればすぐに看護師に報告します。

また、私たちがドタバタして忙しそうに見えてしまうと、患者様が声を掛けづらくなってしまうので、どんなに忙しい時でも患者様の前では意識して悠然と振る舞うように心がけています。

一人ひとりの患者様のことをしっかりと把握し、例えば退院後に施設に行くのが決まっている方であれば、その施設での暮らし方を考慮してここにいる時からなるべく同じような動きをしてもらうようにしています。こういう目的意識は介護士や看護師といった立場の違いに関係なく、ここにいる全員が共有してもっています。

この職場はチームワークがいいと思います。自分自身は縁の下の力持ちのような存在として、作業的なことをどんどん引き受けて他のスタッフに時間を作ってあげたいと思っています。少しでも患者様と向き合える時間が増えるのがチームとして理想の形です。

ここは回復期リハビリテーション病棟なので、骨折や脳血管疾患の患者様のリハビリテーションを集中的に行っています。以前、脳血管障害で半身まひになり、寝たきりの状態で入院された患者様が、半年後に杖を突いて歩いて帰られました。そこまで回復する姿を見られたのに感動しました。この病棟は患者様が元気になる姿を見られるのが好きです。

前の病院は時間いっぱい、仕事を詰め込んでという感じですごく忙しかったのですが、ここは自分のペースで仕事ができます。患者様としっかり向き合って、腰を据えてじっくり看護の仕事ができます。

全体的に職場の雰囲気がよく人間関係がいい職場だと思います。決して業務量が少ないわけではありませんが、仕事の進め方が上手で効率がいいと思います。スタッフ同士の役割分担がうまくいって信頼関係ができていますね。

将来ケアマネジャーは取りたいと思っています。知識があればソーシャルワーカーさんとのコミュニケーションも取りやすくなりますし、自分の担当の患者さんからの相談にも乗れてより患者様のために役立てると考えています。

回復期病棟に配属されています。理学療法士として筋力の回復や体を動かしやすくする物理療法などのリハビリテーションを行っています。患者様が何を自分のゴールにしているか、患者様の一人ひとりのニーズに合ったリハビリを心がけています。筋力を鍛えるだけではできない動作がありますし、逆に筋力がなくても自分のやりたい動作ができる場合もあります。

ただ人の体は難しいですね。医療者側が治ったと思っても、患者様は治っていないと思うことがありますしその逆もあります。回復が順調に進まないこともあります。

リハビリ部は院外活動も活発で、例えば阿波踊りに一緒に参加したり、夏祭りなどのイベントに参加したり、地域に根差した病院として皆さんと関わりをもっています。退院した患者様が元気にイベントに参加している場面を見られると本当にうれしいですね。

ここはスタッフの数も多く、さまざまなテーマを深く勉強されている先輩が大勢います。気になるテーマがあれば、得意としている先生に教えてもらったり、一緒に研修に連れていってもらったりと、いい意味での縦の関係ができているのでどんどん吸収して成長していきたいです。